『「界隈マーケティング」は有効な戦略手段となりうるのか』公開ディベート

ゼミイベント


試合結果  ×肯定側(2年) Team2年VS ○否定側

〈是否の立場〉
是側:界隈マーケティングは費用対効果の面から優れており有効な戦略手段となる

否側:界隈マーケティングは費用対効果の面から劣っており有効な戦略手段とならない

〈票数〉
肯定側:0票 

肯定側:5票

肯定側(2年) 主張&コメント

【是側主張】

界隈マーケティングとは、見つける→学ぶ→盛り上げる→広がるのプロセスを踏み、「見つける・学ぶ」を価値の創造、「盛り上げる・広がる」を価値の伝達と定義。近年はニーズの細分化や移ろいやすさという要因でマスマーケティングの有効性が低下している。
そこで価値の創造と価値の伝達の2つの視点から主張した。
まず価値の創造という面ではその細分化したニーズを捉える手段として最も有効なのが界隈を使ったマーケティングである。界隈は消費者のニーズを費用をかけずに拾い上げることができる。企業はそれに準じ、商品を展開していく。
次に価値の伝達という面では、界隈の特性として、同じ興味関心で形成されているが故に、界隈内のコミュニケーションでは、内集団びいきが発生しやすい。そのため、伝達された情報の信頼性が高くなり、購買意思決定に影響しやすくなる。
加えて界隈では、明確な境界線がなく1人が複数の界隈に属しているという特性から、
消費が伝播していく。
以上のことから低コストで大きな効果を生むことができるから、界隈マーケティングの費用対効果は高いと主張しました。

【是側コメント】

公開ディベートお疲れ様でした。
公開ディベートは初めて先輩方がいない状態での
ディベートの準備でした。
2年生だけで準備を行う中でストーリーの組み立てや、
パワーポイントの作り方、全てにおいて
改めて先輩方の偉大さを実感したディベートでした。
結果としては負けてしまいましたが、
今回2年生チームでディベートに挑めたこと、
1年生の前で堂々と話せたことは私たちの成長に繋がっていると考えております。
私は今回のディベートでは第2反駁を努めさせていただいたのですが、否定側との大きな世界観での違いを フロアに伝えることが出来ませんでした。
今後は反駁対策等で、世界観の差異をどのように表現するのかの事前準備を怠らないようにしたいと考えております。冬には東京の大学との対外試合が開催されるため、
そこでは公開ディベートの反省点を活かして精進して参ります。
(2年 新沼)

否定側(3年) 主張&コメント

【否側の主張】

今回の議論において否側は効果を、消費者からの共感を生み拡散力が上がることとした。
また、現代の消費者の集団の認識やリキッド消費という消費者の動向を前提として置いた。
その上で、界隈における消費者の基本的な認識や考え方は細分化しているという消費者目線。
界隈に対するアプローチには費用がかかり成功確率も決して高くない。また、それを継続して行なうための資源投資は現代の企業には効率が良いとは言えないという企業目線。
この両側面より費用対効果が悪いため界隈マーケティングは有効な戦略とは成り得ない。



【コメント】

今回初めて2年生対3年生の試合をして、先輩として下手な試合はできないと思いながら準備をしてきました。主張の内容は良いものになったと思いますが、フロアの人に分かりやすい内容にすることができませんでした。なので、フロアにも寄り添った分かりやすい主張を作るという点は、まだ足りていないなと実感する試合でした。
2年生は初めて同学年だけで行うディベートで、ディベ王とは違う難しさがあって大変だったと思いますが、とても面白い試合ができたので良かったです。

(3年 山本)

4.総括

先輩方がサポートしてくださったディベートの部内戦が終わり、
今回の模擬ディベからは先輩方の元を離れて2年生だけで
作業を行ないました。
2年生だけで本当にやっていけるのか不安な点も様々ありましたが、
今まで活動してきた中で先輩方に教えていただいたこと1つ1つを丁寧に思い出しながら作業を行なおうという姿勢で挑めたことが良かったことだと感じております。
しかし、作業の進め方・効率の部分においては改善するべき点だと感じているので
これからの作業を通して作業の効率を良くできるよう精進いたします。
また、大塚先生におかれましては様々な面から私たち2年生チームを
支えていただきました。
先生のご指導のおかげで2年生は無事に発表を終えることができました。
改めて感謝申し上げます。
最後に私たちの模擬ディベに足を運んでくださった
1年生の皆さん本当にありがとうございました。
大塚ゼミの魅力が少しでもお伝えできたなら嬉しく思います。

(2年 須田)

タイトルとURLをコピーしました