ディベート王決定戦2020 最終戦

その他

9月12日にディベート王決定戦最終戦が行われました。
新型コロナウイルス感染症対策により、1・2回戦に引き続きオンラインでの準備・開催となりました。また今回、期間中大学校内が立ち入り禁止により資料収集に制約があることから、論理的な論題が中心となりました。
前期の集大成となる最終戦、各チームとも今までの経験を活かすことはできたのでしょうか。



【第1試合 バナナ○vsくま×】
論題:アパレル業界で起業する場合ネットのみの方が実店舗で始めるより費用対効果が高い

肯定側(バナナ:2年 池田 中根 3年 浅井な 穴水 寺村 4年 笹谷 横畑)
〈主張内容〉
起業する際のリスクの低さやネットショップの出店メリットの大きさを示した上で、ネットショップの方がアパレルで起業する際に費用対効果が高いと主張しました。
実店舗とネットショップの顧客の特徴を比べ、新規顧客を取り込むことがアパレル業界では大事な為、ネットショップの方が顧客の目に入りやすく新規顧客を取り込みやすいこと、また、モール型の無数の店舗の中から個人店でも顧客の目に入る工夫が出来ることなどから実店舗と、ネットショップを比較した上でネットショップで出店した方が良いという主張を展開しました。

〈感想〉
ディベ王最終戦お疲れ様でした。
先輩からの支えもあり、最終戦も乗り越えられて良かったです。
今回は主に2年でストーリー作りに挑む形で進めました。今までとは違い、自分たちで有効な情報を選び進めていくのはとても難しかったです。その中でも、分かりやすくストーリーを作り上げ、伝わりやすくするということを意識してできたと思います。
次回に向けては、論点の着目や尋問の仕方など試合中のことについてもっと頑張ろうと思いました。まだまだ先輩からのアドバイスで気づけた部分が多くあります。そのため、試合中での大事な点を自分から気づけるようになっていきたいなと思いました。
(2年 池田)

今回4年生として、やってみて1番に思ったことは教えるって難しいなってことです。
3年生の頃はある程度当時の2年生と距離が近いため発言もしやすく伝えやすかったのですが、やはり4年生と2年生では、初顔合わせなので少し緊張してどこまで踏み込んでいいのかもわからなかったです。また、リモートでの集まりや本番で慣れないことが多くあり、「伝える」ことがとにかく大変でした。
だけど、2年生のまず自分達で考えてわからないところはちゃんとわからないと言える所が本当に先輩として、助かりました。そのおかげで何を伝えればいいのか明確だったからです。今回のディベートはいつもと違うディベートだったけど、それでもあまり変わらず話し合いができたのは後輩達のおかげだと思います。
自分も、後輩からたくさん学ぶことがあったので今後活かしていきたいと思える、そんなディベ王でした。
(4年 笹谷)

否定側(くま:2年 西山 橋本 3年 上野 竹ノ内 4年 石黒 浅井友)
〈主張内容〉
主張内容としては、実店舗の方が初期コストはかかってしまうが、将来性があるのは実店舗であるため費用対効果は実店舗の方が大きいと主張した。なぜなら、現在の日本人の特徴に実店舗が適しているからである。日本人はアイデンティティを大切にしている。ECよりも実店舗の方がコンセプトが表現しやすく、アイデンティティを持った日本人に受け入れられやすい。また、購買してもらうためにはブランドを構築する必要がある。ブランド構築を行いやすいのは、販売員がいたりお店のコンセプトに合わせた土地に出店できたり、内装をトータルプロデュースすることが出来る実店舗である。以上のことから、費用対効果でみると実店舗の方が大きいと主張した。

〈感想〉
ディベ王3回戦本当にお疲れ様です。
今回は、最終戦ということでより論理的に考えることが求められるお題だったためストーリーを考えるのが大変でした。
しかし、完成したストーリーを自分たちの中で一番落とし込むことができたのはこの最終戦だと思います。先輩方が、なぜこのような考えかたになりどうしてこの結果になったのかという部分を何回も明確にしてくださったため、自分たちの中でも主張の解釈が統一して持てていたと思います。試合では悔しい結果になってしまいましたが、このディベ王で学んだことは大変勉強になることばかりでした。次回からはこの経験を生かし、試合に取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。
(2年 西山)

ディベ王最終戦お疲れ様でした。
最終戦では、1試合目と比べ2年生の成長が大きくとても嬉しく感じました。
特に尋問では活発に発言があり2年生のストーリーの理解度の速さと批判的思考力の成長を感じることができました。
今回のお題では、両者ともEC限定の世界と実店舗限定の世界がわかりやすく最後までドキドキした試合でした。
3試合を通してどんどん成長していく2年生の姿を見るのがとても楽しかったです。3年生は昨年と違うサポートする側としての参加で初めはとても戸惑うことが多かったと思いますが改めて気づけることや学びに繋がったと思うのでこれからも後輩指導頑張ってください。
お疲れ様でした。
(4年 石黒)



【第2試合 Loppi○vs常夏×】
論題:コストリーダーシップ戦略をとる企業が成長するためには垂直統合から脱却することが不可欠か否か

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肯定側(Loppi: 2年 天春 有坂 3年 伊藤 加藤か 寺畑 4年 川島)
〈主張内容〉
外部環境の変化への対応とコストリーダーシップ戦略の維持はトレードオフであるが、成長するためには両立が必要である。その上で、水平分業型に乗り換え、自社は特定分野に専門化することで、効率良く市場シェアの拡大が出来る。よって、今後成長していくためには垂直統合から脱却することが不可欠であると主張。

〈感想〉
今回のお題は抽象的であったこともあり、仮説を立てながらの情報収集に苦戦しました。しかし先輩方の協力もあり、早い段階でストーリーを固めることが出来ました。
ディベ王3試合を通して、報連相の大切さを実感しました。テレビ電話による会議だからこそ、会議時間をどうしたら効率良く使用するか考えました。そのためには状況報告や情報共有を事前に行うことを意識しました。今後対面で試合準備する時も報連相を意識して取り組みたいと思います。ディベ王最終戦お疲れ様でした。
(2年 天春)

個人的には今までのディベートの中でも、質の高いディベートが出来たのではないかなと思います。それは後輩の情報収集力や時間に余裕をもったスケジューリングの賜物であると思います。それが立論練習や立論予想など試合の準備に当てれる時間を増やし、結果につながったと思います。今後もそれらの良いところは継続したうえで、2年生の中で感じてる反省点は忘れずに今後直す意識を持ってほしいなと思います。
ディベ王を通して、最初はオンラインで進めることに抵抗もあり、今でもその一面はありますが、それを通じて時間の効率的な使い方やパワポの画面共有などリモートならではの利点に触れられたことは全学年にとって結果的によかったと思います。
今後、2年生は対面での活動も少しずつ増えてくると思うので対面ならではの良さとオンラインならではの良さ、両方に触れて取り入れていってほしいなと思います。
後輩指導を通じて、自分の中での新しい考え方や反省点に触れることができました。
このような場が提供されたこと、最後まで一緒に取り組んでくれたチーム・後輩・対戦相手・先生に感謝します。
お疲れ様でした。
(3年 寺畑)

否定側(常夏:2年 舟橋 3年 新井 加藤日 4年 樋尾)
〈主張内容〉
私たちはコストリーダーシップ戦略をとる大手企業が今後成長するためには垂直統合から脱却すべきではないと主張しました。
コストリーダーシップ戦略をとる大手企業は今後、価値優位とコスト優位を守っていかなくてはならないことを前提として、価値優位はコストリーダーシップ戦略をとる大手企業の共通点から属する業界は変化が少なく、パターン化されているため、垂直統合で守っていける。また、コスト優位は大手企業が抱えるコスト問題を水平分業よりも垂直統合の方が抑えることができ、守っていける。以上のことからコストリーダーシップ戦略をとる大手企業は価値優位とコスト優位の両立のために垂直統合から脱却すべきではないと主張しました。

〈感想〉
今回はディベ王の最終戦ということで、今まで以上に気合が入った試合でありました。1.2回戦とは異なり、zoomの使い方やオンラインの環境にも慣れてきた頃合いで、とても有意義に時間を活用し、資料探しなどの作業や、共有にしっかりと取り組めていたと思いました。また、1.2回戦での課題を明確にし、解決に持って行けた試合でもあり、しっかりと準備したものを出し切れたと感じました。
そして、理論系という難しいお題に対して3.4年生の先輩方の知識の豊富さを実感した試合でもありました。そんな先輩方の姿を見て、今後より一層成長していきたいと感じました。そして、理論系という難しいお題に対して3.4年生の先輩方の知識の豊富さを実感した試合でもありました。そんな先輩方の姿を見て、今後より一層成長していきたいと感じました。
(2年 舟橋)

ディベ王3回戦、お疲れ様でした。今回は最終戦ということもあり、より一層気持ちが入っていたり、オンラインのやり方に慣れたりしていて話し合いの質が、今までで1番高かったように感じます。
また、今回は普段より準備期間が短く、お題も理論系でチームとしては難しいなと感じることも多かったですが、情報収集や着眼点、話し合いの進め方や粘り強さ等2年生の成長を非常に感じることができました。
このディベ王で見つけた課題を、持ち前の粘り強さを強みに、今後のゼミ活動に活かしていけたらいいなと思います。
また、私自身も先輩方や後輩の姿を見て様々なことをこのディベ王で学べたので、今後もより成長していきたいと思います。
本当にお疲れ様でした!
(3年 新井)



【第3試合 モンスター○vsパーカー×】
論題:ロジャーズの普及モデルは現代でも有効性を持つか否か

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肯定側(モンスター:2年 藤井 三和 3年 竹本 木下 4年 民田 コッホ)
〈主張内容〉
私たち是側はこの普及モデルがプロモーション段階と製品開発段階で役立つと主張しました。プロモーション段階についてはイノベーションを「急進的イノベーション」と「漸進的イノベーション」に分け、前者はインターネットが普及した現代でもオピニオンリーダーから新製品が普及しており、後者は既に製品は普及しており、オピニオンリーダーではなく、その製品を買うか悩んでいる人へ普及させる必要がありることを述べました。また、製品開発段階では、現代は技術の発達などで類似品が市場に投入されやすいため、5つの知覚属性を使い早く普及させることで、類似品が市場に投入されても消費者と製品への愛着が生まれれば、乗り換えが起きず、5つの知覚属性は普及スピードが重要な現代で大きく役に立つことから、ロジャーズの普及モデルは現代でも有効性を持つことを主張しました。

〈感想〉
ディべ王最終戦お疲れ様でした。このチーム最後のディベートということで今までの反省点である主張、理由、具体例をきちんと整理してストーリーを作るということを意識して取り組みました。その結果優勝することができましたが、その反面また大きな反省点が見つかったいい試合でした。反省点は3つあり、1つ目は初めての理論系で頭を使って考えながら調べることができなかったこと、2つ目は詰まってしまった時そこから柔軟な対応ができなかったこと、3つ目は考えすぎて視点が狭くなったことです。次からは2年生だけでストーリーを作り、反駁対策をして試合に望むので、ディべ王3試合で学んだことを無駄にはせず次に繋げていきたいです。
(2年 藤井)

最終試合、お疲れ様でした。結局、最後までオンラインオンリーだったので非常に難しく大変だったと思います。それに加え理論系のお題は、どうしても主張とリアリティが相反してしまうので、その点でも難しかったと思います。しかし、両者ともそこを上手くカバーしつつ、お互いの強みをしっかり意識した主張をしていて単純に素晴らしいなと思いました。今回のディベ王3回戦を通して様々な種類のお題を行ったと思うので、対外試合でどんなお題が来ても、ここで学んだことを活かし、勝利に向かって頑張って欲しいです。
(4年 民田)

否定側(パーカー:2年 朝倉 玉置 3年 日野 4年 大野 白石)
〈主張内容〉
私たちは、まず普及理論はカテゴリー思考の罠に陥っており、新製品を取り入れる速度で消費者を切り分けることで、単純化、固定化されてしまうことを示しました。また、消費者の購買において、Webマーケティングが主流でありモノが飽和した現代では、消費者の棲み分けされたジョブに応じたプロモーションをする必要があると示し、ロジャーズの普及モデルは現代において有効ではないと主張しました。

〈感想〉
今回の論題は、理論の有用性を問うものでした。最終戦ということで、2年生主体でストーリーを作ることを意識して進めましたが、理論のお題での試合は初めてだったこともあり、主張を組み立てるのも難しく、苦戦する場面も多々ありました。しかし何度も再考することで、ベストなストーリーを立てることが出来たと感じています。本番では悔しさが残る試合だったので、勉強を続けて力をつけ、今後の試合に活かしていきたいです。後期からは輪読の講義が対面に変わるので、再び気を引き締めて頑張ります。
(2年 朝倉)

ディベ王最終戦、お疲れ様でした。今回は第1回目からリモートでの活動になり慣れないこともありましたが無事終えることができました。なによりも2年生はこの3回の活動と発表を終えてとても大きく成長したと思います。前回難しかった点を毎回反省し、それを次に活かすことができていたのでサポート側の私たちも安心して見守ることができました。これからは先輩なしの活動が多くなると思いますが、今回のディベ王のことをしっかり活かしていって欲しいです。長いようで短かった5ヶ月間本当にお疲れ様でした。
(4年 白石)



今年のディベート王決定戦は全てオンラインとなってしまいましたが、最終戦まで無事にやりきることができて良かったです。後期からはいよいよゼミの活動も対面が始まります。これまでの学びを活かし後期も頑張りたいと思います。
本当にお疲れ様でした。
(玉置万莉)

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