2024年度 追い出しディベート

試合結果

2月11日に追い出しディベートが行われました。
4年生は最後のディベートとなるため、ゼミ生活3年間の集大成を披露する場となりました。

第一試合

「大阪万博は成功するのか」

×是側 三年生:ソ警部(浅野、伊熊、中野、丹羽、宮本)   0票
〇否側 四年生:工藤(岡田、向原、工藤)                       5票

〈主張内容〉
●是側
まず、判断基準をSDGsの促進、society5.0の達成、地域経済活性化と設定した。
万博は企業の情報交換の場であるため、日本企業の成長に繋がり、society5.0が達成できる。
また、society5.0の影響や万博内外でSDGsを取り上げることでSGDsの促進ができる。
さらに、来場者はインバウンドの増加もあり、2820万人を超える見込みがあり、
それに伴い、周辺地域でイベント開催、インフラ整備を行うことで大きな経済効果をもたらす。
また、インフラ整備によって改変した施設が万博後も使われ、経済効果を生み出すものが多いため、
大阪万博は周辺地域の経済成長へと繋がる
以上のことから大阪万博は成功する。

●否側
消費者の来場によりメリットを享受できる万博には消費者が持つ情報が不足していることや
家計の問題、チケット取得が複雑といった来場までの障壁が存在する。
そのため、来場者数を多く見込めないことからメリットは小さい。
さらに万博に向けて整備された施設は必要性が薄いことや人員不足により、
稼働率が上がらないことから大きな収益は見込めない。
観光事業においても万博周辺の経済は活性化するが、代わりに他地域の経済は衰退化するため、
デメリットが大きい。
以上のことから大阪万博は成功しない。

<コメント>
お疲れ様です。3年浅野がコメントします。
今回追い出しディベートということで、4年生の方々の最後のディベートの相手をやらして頂きました。今回のディベートは判断基準が自由裁量でありましたが、判断基準の設定から立論の構成、
取り回しの仕方など、どれひとつ勝てているところがないなといった印象でした。
私は第一反駁として出させて頂きましたが、相手側のてんしょうさんは突くべきところを
しっかりついてきて、しかもわかりやすい突き方をして非常に私達側の点数が削られていたので、
個人的にもすごく勉強になる試合でした。
4年生の皆様方3年間お疲れ様でした。
(3年 浅野)

追い出しディベートお疲れ様でした。また僕達4年のために会場設営や準備をしてくださった大塚先生と2・3年生、会場に足を運んでくださったOG・OBの方々と保護者の皆様、ありがとうございます。
今回は三年間の集大成として追い出しディベートを迎えることができ、大変嬉しく思います。
これまでと違い、最後まで誰の力も借りずに作り上げたストーリーだったので
不安な気持ちもありましたが、結果として勝利することができました。
これまでやってきたことを信じ、その成果が現れた試合になったと思います。
最後に、今までご指導いただいた大塚先生、先輩方、ありがとうございました。
(4年 岡田)

第二試合

「ホンダは日産と経営統合すべきか」

〇是側 四年生:ハクナマタタ(坂、中野、山村)       5票
×否側 三年生:シュガビタ(吉村、吉川、荒川、山下、土手)  0票

<主張内容>
●是側
経営統合することで車台とサプライヤーの共通化、互いの保有していない工場の
相互利用が可能になることから生産コストを抑えられる。
また、HVとEV技術を相互補完することで日産は北米市場の立て直し、
ホンダは自動車市場の変化に対応可能といった互いの課題解決に繋がる。
以上のことから売上と利益率の改善が見込めるため、経営統合をするべき。

●否側
経営統合を行おうとシナジー効果を得られない。
どちらの企業も北米とアジアの市場が大きいが日産の売上は減少傾向にある。
原因として米国ではEVを強化したがニーズに応えられておらず、
中国では他企業の低価格商品が独占しており、
これに対抗する開発が必要だが特許の影響から困難であるため、統合しても効果が得られない。
さらにホンダと日産では企業文化、生産体制が異なるため、現場での連携が困難である。
また、生産能力も余剰分を削減し、コストを抑えることに繋がらないため、効果を得られない。
以上のことか、経営統合をすべきではない。

<コメント>
この度は私たち卒業生のために追い出しイベントを開催していただきありがとうございました。
お世話になった先輩方、後輩、先生の前で卒業生6名揃って
ゼミ生活を終えられたことを大変嬉しく思います。
最後の論題は論題発表時に統合が確定していたわけでもなく、
ましてや途中で統合が破談するという非常に過酷で本番が不安で仕方ない論題でした。
だからこそ、今まで以上に対策を徹底し3名の認識をしっかり合わせた上で
試合に挑むことができたと思います。
また、破断した事実を出さず対等にディベートをしてくれた3年生には感謝しかありません。
私は頭の中で考えていることを上手く言葉にすることが苦手で、
最終反駁への課題意識を強く持っていました。
ゼミ生活の中でなかなか改善が見込めず悩む時期もありましたが、
素直に先輩方や先生にアドバイスをいただくこと、粘り強く課題と向き合い続けたことで
最後は自分の中で満足のいく最終反駁に近づけたと思います。
最後に大塚先生をはじめとする関係者の皆さま誠にありがとうございました。
大塚ゼミで得たことを忘れず今後も精進してまいります。
(4年 山村)

追いディベお疲れ様でした。
初めのディベートから輪読、合宿含めて2年間自分含めて迷惑ばかりかけた学年だったと思いますが、
優しくご指導して頂き本当にありがとうございました。先輩方の優しさは一生忘れることがありません。
「ホンダが日産を買収すべきか」という論題においては、実際には試合前に破断してしまった内容で
事前の準備段階では自分たちの方が有利だと感じていたものの、
実際の試合では先輩方のストーリー展開や反駁において、
自分達の主張が劣っている点ばかりが浮き彫りになり、試合中は圧倒される結果となりました。
特に、反駁や尋問で買収によるデメリットの証明不足に関してが指摘され、「多少のプラス効果がある可能性がある」と締めくくられてしまったことに何も反論できなかったことが印象的でした。
来年から最上級生になる実感はまだ湧いていませんでしたが、
今回のディベートを通じて自分たちの未熟さを痛感する機会となりました。
先輩方のような姿に近づけるよう、残りのゼミ生活においてより一層努力して参ります。
また成長した姿を来年見に来てください。
今まで本当にありがとうございました。
ゼミ活動お疲れ様でした。
(3年 吉村)

最後に

4年生の皆様、3年間のゼミ活動お疲れさまでした。
そして、1年間ご指導いただきありがとうございました。
今回のディベートでは両試合、4年生のチームに全票が入る結果となりました。
試合の中で4年生の積み上げてきた努力や経験が発揮されたと感じ取れるとても素晴らしい試合でした。今回の試合を見ることができたことに感謝し、先輩方に教えていただいたことを試合で発揮できるよう
2年生一同、これからも精進してまいります。
(2年 小林)

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