6月29日(土)、東洋大学にて開催された、マーケティング対抗ディベートで大塚ゼミが優勝を飾りました!昨年12月に勝ち取ったトロフィーを、二連覇という形でまた手元に残すことができました。
大塚ゼミが出場した試合の結果は以下の通りです。
論題:セールスプロモーションとして「値引き」と「おまけ」のどちらが優れているか。
是側:大塚ゼミ4○ vs 否側:東洋大学鈴木ゼミ1×
【試合内容】
是側は、消費者の節約志向という外部環境の変化から値引きに追い風が吹いている事や柔軟な対応が可能なことから、値引きは安定した効果を得ることができる。また、想定されるリスクも値引きは回避することができる。よって値引きの方が有効であると主張した。
対して否側は、多種多様なおまけを4つに分類した上で広く有効性があることや会計学的にもおまけが優位である。また、値引きにはブランド価値低下というマイナス要素があることからおまけの方が有効であると主張した。
【コメント】
今回のお題は値引きとおまけどちらが有効性が高いかという抽象的なもののため話をわかりやすく組み立てていくことにとても苦労しました。情報を探す段階でも、ひたすらさまざまな本や論文とにらめっこ状態で途中で何度も投げ出したくなりましたが、自分の中で知識が深まっていくことを体感でき楽しかったです。
本番で私は第二反駁を担当しましたが、うまく言葉がまとまらず、勢いのない反駁になってしまいとても悔しかったです。
この悔しさをバネにさらに努力を重ね、インカレやまだあるディベートの機会に活かしていきたいです。
今回、優勝という結果が得られたのは3年生だけでなく、支えてくれた皆様のお陰だと思います。本当にありがとうございました。
論題:ワークマンは5年後に営業利益率が30%より高くなっているか否か。
是側:大塚ゼミ2× vs 否側:東洋大学竹内ゼミ3○
【試合内容】
是側は、メーカーとの良好な関係と常に消費者の声を取り込む体制をもったビジネスモデルがあり、従来の強みである「低価格×高機能」のハイブリッドをこれからも実現できる。さらに高まる作業服への需要と高い従業員満足によって「売れる環境」を確保できることから、事業の安定性を主張した。
対して否側は、これから主軸になっていくのは新規事業ワークマンプラスであるとし、そこに関してのコスト面の負担が大きく、競合他社の圧力に負けてしまうという2つの要因によって失敗に終わる可能性が高いと主張した。
第一反駁、第二反駁では新規事業「ワークマンプラス」が今後において重要な位置付けであるかどうか、「他社」の捉え方・絞り方が適切であるかどうか、需要が本当に増えていくのかどうかが論点となった。
【コメント】
対外試合を通して、私が学んだことはまだまだ力が足りないことだ。それはストーリーを考える時、話をアウトプットする時、プレゼン力など山ほどある。まだまだ自分1人では劣っていることが多いと痛感した。これからチューターの立場が増えるが、後輩より倍以上の取り組みをし、後輩の指導とともに自分の力を鍛えて試していきたいと思う。
結果として負けてしまったが、正直チーム2人のおかげでここまで攻めることができたと感謝してる。話し合いでは先頭きって進めてくれたり、夜遅くまでサポートしてくれたり、立論練習にも付き合って、尋問対策もしてくれた。そして1反2反として役割を果たしてくれた。本当にありがとうと思う。
論題:音楽配信は今後日本レコード産業売上のうち30%以上を占めるか否か。
是側:大塚ゼミ5○ vs 否側:明治大学菊池ゼミ0×
【試合内容】
音楽配信の売上を今後も伸ばすことが可能か不可能かについての議論を行った。
定義は3年後の2022年までに日本レコード産業売上のうち音楽配信が30%に達したら是、達しなければ否とした。現状の売上推移は音楽配信が21%で音楽ソフトは79%となっている。この差を縮めることができるかできないかについて両者詳しく主張を論じた。
是側は、消費者のアップセリングとプラットフォームのさらなる構築の2面より今後も売上を上げることができると主張した。対して、否定側は、無料アプリいわゆる違法アプリの影響が強いことから今後も音楽にお金をかける課金層は増加せず売上を上げることは不可能だと主張した。
【コメント】
今回は5-0で勝つことができましたが、相手からもチームメイトからも勉強になることが多い試合でした。
今回の試合は最後の対外試合ということもあり、いつもよりも激しい試合でした。相手の明治大学の菊池ゼミさんはマインドに訴えかける立論や、勢いのある尋問で今までにない圧力を感じました。
しかし、その圧力にも冷静に対応できたのはみんながしっかり準備をしていたからだと思います。菊池ゼミのプレゼン力、立ち振る舞い、チームメイトから事前準備の大切さなど、とても勉強になるディベートでした。
~後輩も見に来てくれました~
支えてくださった先生、先輩方、後輩のみんな、ご家族の皆様、
本当にありがとうございました。
それぞれが全力を出し切ったこの大会でさらにステップアップできました。
これからは自分たちが培った力を後輩に受け継いでいけるよう
サポート面でも全力を尽くします。