7月21日に、2019年度ディベ王2回戦が行われました。
1回戦目:公開試合【アニメツーリズムは地域を救うか】
O-SADAHARU(肯定側)VS the shine(否定側)
否側の勝利
<内容>
O-SADAHARU(肯定)
アニメツーリズムが地域を救うその地域を都市と地方に分けてそれぞれの課題を見ていき、その解決する方法としてアニメツーリズムが有効であると主張しました。また、アニメツーリズムは交流人口の増加と経済効果がある。また、地域とアニメファンの双方にメリットがあるため長期的な関係性が築けると考えました。よって長期的な効果が見込め地域を救う手段となり得ると主張しました。
<感想>
●O-SADAHARU2年生
ディベ王二回戦お疲れ様でした。振り返ってみると二回戦目は一回戦目よりも準備期間も本番も少し気持ちに余裕を持って挑めた気がします。
また本番は初めてのポジションで戸惑うことが多く発表を上手くできるか不安でしたが、先輩方のサポートやご指導のおかげでしっかり前を見て発表し、やりきることができました。本番の3試合とも先輩が発表しており、発表の仕方を特に、学ぶ点がたくさんありました。
三回戦ではこの試合で得たものと、反省点を活かしてより成長できる機会にしたいです。
●O-SADAHARU4年生
ディベ王二回戦お疲れ様でした。今回は公開試合でいつもよりプレッシャーを感じる中よく最後までやりきったと思います。二回戦目なので準備段階でスムーズに進んだり、発表ではしっかり前を向いて話していて成長を感じることができてよかったです。
あとは、最終戦に向けてそれぞれが課題を見つけて1つでも克服し、より成長できるように貴重な機会を活かして頑張りましょう。
<内容>
the Shine (否定)
アニメツーリズムを推進するうえで、経済効果のある聖地を作る過程を地域の人が人為的にコントロールできず、また聖地化できたとしても、アニメツーリズムは持続的な効果を得ることができないことを主張しました。
<感想>
●the Shine 2年生
勝ったら決勝に行けるということもあり、今までのディベートの中で一番勝ちたいという気持ちが強かった試合でした。
その結果、情報収集などの準備期間から手を抜くことなくディベ王に取り組むことができたと思っています。
準備期間から本番にかけて、先輩方や同じ2年生の支えがあったからこそ、あの場に立ち勝つことができました。
今回得た経験と支えてくれた人への感謝の気持ちを忘れずに、次の試合に向けて精進します。
●the Shine3年生
今回も勝つことができましたが、それ以外にも後輩の成長がハッキリと見えていい経験になりました。
準備段階では、情報もストーリーもほとんど後輩だけで作れていました。情報の質や行動力はとくに良く、本や論文、ヒアリングや実地調査など情報漏れがないくらいしっかり準備ができていました。
試合では反駁するところや、感情の入ったプレゼンが出来ていて前回の反省や、個人の課題ちゃんと今回に活かしていると感じました。
次は決勝ですが、さらに今より成長して勝って欲しいです。
2試合目【地方都市にプロサッカーチームは必要か】
オセロ(肯定側)VSひなひな(否定側)
否側の勝利
<内容>
オセロ(肯定)
アウェイによる地域理解の向上と消費に繋がること、Jリーグに関する施設建設で地元企業が経済的効果が得られること、Jリーグが行っている地域貢献活動が地域の問題に寄り添えることにより地域にプロサッカーチームは必要であることを主張しました。
<感想>
●オセロ2年生
今回のお題であるプロサッカーチームについて、私たちは全く知らない状態から情報収集を始め、大量の資料の読み込みやヒアリングはすごく苦労しました。準備期間の中では先輩方から学ぶことが多く、的確なアドバイスにより何とか話を構成することが出来ました。試合当日では先輩方のサポートのおかげで私たちが主張したいことをフロアに伝えることができ、春ディべと比べて、成長を実感することが出来ました。今回の反省を活かし、3回戦ではさらに成長できるよう努めていきたいです。
●オセロ 4年生コメント
ディベ王2回戦お疲れさまでした!
2年生が中心となり自分たちでストーリーを立てたり電話でヒアリングできたことはよかったと思います。良かった点も多かった試合でしたが、まだまだ改善できることはたくさんあると思うので、今回のディベートを活かして3回戦も頑張りましょう!!
<内容>
ひなひな(否定側)
私達は地方都市のプロサッカーにかかる費用は莫大で、しかもそれは税金で賄われていることから、住民の意見と不一致なものに税金を払い続けることになることと認知度や集客数が少ないのにも関わらず支援し続けなければいけない、地域活性化にプロサッカーは合理性がないため必要ないと主張しました。
<感想>
●ひなひな2年生
今回私は立論を担当しました。
強弱や緩急がなかなか伝わらず、声のトーンが一定だったことが課題だったため、今回は声を低くして強調したいところで大きめの高い声を出すことを意識しました。また、課題として的確な尋問が答えられないことと、自分の持っている情報を上手く使えないことがあげられます。3回戦では話し方の意識を続けることと苦手な部分の克服をしたいと思います。
●ひなひな3年生
2回戦目ということで、前回よりも情報収集に時間をかけてました。その分どの情報を使っていくといいのかがわからなくなる時もありました。次回は取捨選択をより効率よく進めていくことができるといいなと思います。後輩の発表に関しては沢山練習した分前回よりもずっと良くなっていてこの調子で最終戦も頑張って欲しいです。
3試合目【イオンリテール株式会社は株式会社イトーヨーカドーよりも成長できるか否か】
パンチ(肯定側)VS Leon(否定側)
肯定側の勝利
<内容>
パンチ(肯定)
どちらもグループ会社の一部であるイオンリテール株式会社と株式会社イトーヨーカ堂だが、グループ内の立ち位置が前者は金のなる木なのに対し、後者は負け犬といったように全く異なる。さらにグループ単位で行っている囲い込み戦略の金融ではイオングループとイオンリテールの関係性が強いため今でも、そしてこれからも金融事業で囲い込みができ、成長していける。しかしセブングループとイトーヨーカ堂の関係性は弱いためイトーヨーカ堂はテナントを増やしそこから利益につなげていこうとしているのだが、これは5年という期間では間に合わないと考える。よって過去の5年間のイオンリテール株式会社の方が株式会社イトーヨーカ堂よりも営業利益の伸び率が大きいというこの立ち位置は変わることはないと主張しました。
<感想>
●パンチ2年生
ディベ王も2回戦目ということもあり、1回戦目での反省を踏まえそれを改善していこうと意気込んで挑戦しました。話を作る段階では、私たち後輩の意思や意見を尊重して下さり行動しやすい環境を整えて下さった先輩方の配慮に本当に頭が上がりませんでした。そして、わたしたち2年生間の課題は目的をもって資料収集が出来ないことだったのですが、2回戦でもそれを改善することが出来ませんでした。そのため、資料を読み込んで得た情報があっても、それをどこに落とし込んでいいのかわからず主張を作るのに長い時間がかかりました。3回戦では1,2回戦と出来なかったこの資料収集してからの行動をもっと突き詰めてよりよい作業時間にしたいです。
●パンチ3年生
今回のお題は、イオン対セブン&アイではなく総合スーパーという、より細かな面での比較でした。まず、両者ともに言えるのは、どこから&どこまでがイオンリテール、イトーヨーカドーなのかという線引きがお互い曖昧にしていた印象を受けました。
このようなお題は、どこまでがお題で出されている企業の売上に直接的に関わってきて、どのような面がお題で出されている企業の売上に間接的に関わってきているか、というこの2面をしっかり見る必要があるので、そこを曖昧にしたのはお互い至らない点だと感じました。
しかし、この難しいお題に対して、めげることなく走り切ったのは両者とも評価に値することだと感じます。
最後の3回戦は、2回戦での反省点を活かして、大きく成長していってほしいです。
<内容>
Leon(否定側)
EDLP方式など効率重視のイオンリテールと売り場の工夫など付加価値重視のヨーカ堂。現在のビジネスモデルと今後行う戦略の整合性がとれているのはヨーカ堂である。
また、今後拡大するEC市場にはオムニチャネル戦略による窓口の広さと、模倣困難性の高いシステムによるコストカットの実現からヨーカ堂の方が営業利益の伸び率が高いと主張しました。
<感想>
●Leon2年生
今回は、情報収集に力を入れたこともあり情報はとても多く、深く企業を知れていたと思います。
しかし、多くある情報の取捨選択や情報整理がうまく出来なかったです。
そのため試合では、相手の世界観に流されてしまったことと、お互い全く違う主張に戸惑ってしまい、自分たちの流れを作ることが出来ませんでした。
多くの課題を見つけることができた2回戦でした。反省を活かして次に繋げていきます。
●Leon3年生
2回戦目では、企業比較のお題のため情報を集めれば集めるほど、どちらの企業かこんがらがってしまい整理するのが難しかったです。
その上で、日頃からの情報の整理の仕方や集め方がとても大切だと思いました。
また、試合に関しては、私たちのチームは相手の土俵で戦ってしまい、上手く自分たちの主張の強みを出せませんでした。
今回の反省を活かして次回はしっかりと勝てるようにしていきたいです。
4試合目【「吉野家ホールディングスは松屋フーズよりも将来性がある」是か否か】
あひる(肯定側)VSハリボー(否定側)
否側の勝利
<内容>
あひる(肯定側)
牛丼業界がいま成熟市場となっているため、このまま牛丼事業に依存するのは企業にとってリスクが大きい。その解決策として、主力事業である牛丼事業及びグループ企業にも注力するべきと主張。まず、吉野家の戦略として未来創造研究所によって消費者のニーズの変化を将来予測し、ほかの企業から先駆けて消費者のニーズ応える柔軟性があると主張しました。また、吉野家ホールディングスはM&A戦略により、企業を買収し吉野家ホールディングスの安定性になり得る柱になる企業をはやく取り込めるため、激しい外部環境の中で企業の安定性は松屋フーズよりもあると主張しました。
<感想>
●あひる2年生
今回は個人的にすごく色んな経験が出来た2回戦となりました。チームの事情により途中から2年生が1人だけになってしまい、自分1人のために先輩がついてくださる反面、ディベ王の目的は2年生が主として行い、先輩方がサポートして下さるイベントでもあるため自分に負担が大きくなる状況でした。ですが、こんな厳しい状況でもやっていくことも自分の成長に繋がると信じて本番まで臨みました。結果は『勝利』という形で終えることは出来ませんでした。ですが、成果は出たと思います。試合後、今回の経験が今後に絶対活きると感じました。
最終戦は2回戦でよかったことは継続し、反省会で出た反省点を改善して悔いのないものにしていきます。
●あひる4年生
2回戦目は様々なチーム事情を乗り越えて全員成長した試合だったと思います。
積極的に情報収集や実地調査を行えたため、3回戦目もこの調子で前進してほしいです。まだまだ伸び代たくさんなので期待大です。
<内容>
ハリボー(否定側)
吉野家ホールディングスよりも松屋フーズの方が将来性がある。
松屋フーズはコストを抑え利益を得る仕組みが確立している。またその仕組みは調達から配送まで自社で行っているため変化に対応しやすく、模倣困難性が高いため、柔軟性があり今後も他社に追いつかれることはない。
また松屋フーズの行っている戦略はアンケート結果より確実に消費者に届いていると言える。
このことから松屋フーズは今後も安定して収益を獲得出来ると言えるため将来性があると主張しました。
<感想>
●ハリボー2年生
今回は前回の反省点を活かして、アンケートや実地調査など自分たちの足を使って行動することを心がけました。情報収集も前回よりも力を入れて取り組みました。またチームの団結力や意識が1回戦よりも高まったことが勝利に繋がったと思います。ストーリーではチームのみんなが自分達の強みと弱みをしっかりと理解することで立論から反駁まで一貫して話を進めていくことが出来ました。次回は今回よかった点に加えて、さらに話し方にも気をつけていきたいです。強弱や緩急などを意識して練習し、本番に臨みたいと思います。
いよいよ次は最終戦なので、悔いのないように頑張ります!
●ハリボー3年生
今回も2年生が一生懸命頑張ってくれました。
なんとかその努力の成果が結果として出たことを嬉しく思います。1回戦目の後にチームで反省をして足りないところしっかり補うことを心がけて試合に臨みました。その効果もあり、チーム一丸となって『勝利』へと同じ方向を向いて勝負することが出来ました。また2年生はフットワークが軽くなり行動力がついてきました。先輩として一生懸命頑張る姿を見て力をもらうのと同時に良い方向へと導いてあげられるように3回戦もチームで一丸となって頑張ります。
僕ららしく一緒に泣いて笑って最高のディベ王にしましょう!
ディベート王最終戦は秋合宿3日目の9月20日に開催されます。