一宮市様と連携させていただき、2017年7月29・30日と一宮七夕まつりで
ブースを出させていただきました。
そこで私たちはマーケティングやまちづくりの知識を活用しながら、七夕まつりを盛り上げる上で、「一宮らしさをだす」をキーコンセプトにすべきであるという結論となり、「尾州生地のしおりづくり&紙芝居」「桔梗づくり」という体験系のイベントと「べジタベル弁当&スイーツ」という食事系のイベントの3つに絞りイベントを実施しました。
<体験班>
部内プレゼンゲームを経て、尾州生地のしおりづくり&紙芝居と桔梗づくりを実施することになり、一宮七夕まつり当日までに材料調達やパーツを準備することになりました。
しおりは一宮市の特産品である尾州織物を使用するために、一宮市にあるRe-TaiL(リテイル)という尾州生地を専門的に扱っているお店で販売している尾州生地を4種類、またしおりの穴に通す尾州糸を8種類用意しました。
一方桔梗づくりは桔梗の花や桔梗のブローチ、桔梗のヘアピンといった小物類をイベント参加者の方に体験してもらうために、桔梗の花びら4色と台座、また10色ほどのビーズを用意しました。
当日は2日間で80人以上の方々に参加していただきました。特に10歳以下の親子連れやご年配の方々が多くいらっしゃいました。
暑い中での体験でしたが、「そもそも尾州生地を知らなかったので勉強になった」「桔梗を知ることができた」「子どもと一緒に楽しんで作れた」など多くの声をいただきました。
<食事班>
食事班では、尾張の伝統料理である「黄いないおこわ」、一宮食ブランドを使用した「甘酒味噌の豚ナス炒め」「煮なます」「野菜料理コンテストいちのみや~切り干し大根を食べよう~」で優秀賞を獲得した「だいこん畑に星がふる」を一つのお弁当という形にした「ベジタベル弁当」と、野菜嫌いな子どもたちにも「おいしい」と感じてもらいながら摂取してほしいというコンセプトの元、「ベジタベルスイーツ」というパウンドケーキを提供することになりました。
そのため実施するに一宮らしさを前面に出すため、一宮市にある野田養鶏園様にご協力いただき卵を使用させてもらいました。またレシピはSayuri’s kitchenの富田小百合様に監修していただきました。そして茄子は地元一宮で収穫されたものを使用しました。
当日は朝7時から一宮市のききょう会館で調理開始し、両日お弁当80食、スイーツ100食を提供しました。両日提供後数分で完売し、多くのお祭り参加者の皆様に食べていただくことができました。食べてくださった方々から野菜のパウンドケーキや、お弁当の黄いないおこわに、「珍しいですね」と興味を抱いてくださったり、「おいしかったです」と感想をくださったりと、あたたかい言葉をかけていただきました。
4月26日の一宮市でのキックオフミーティングから7月29・30日の当日まで長い期間ありましたが、なんとか走り切ることができて良かったです。
また、実際に自分たちで考えた案を計画し実行することは今までしたことがなく、当初計画していた通りに上手くいくことはほとんどありませんでした。
しかし、どのようにやっていけばわからないときでも何とか形にしようとする努力や改善の繰り返しと、先輩や先生のご協力のおかげで、イベントの参加者の方々に感謝や楽しかったという声を直接聞けたことは本当に嬉しく思い、このイベントを通じてこれからに大きくつながることだと実感しました。
先輩方には授業後などお忙しい中準備を手伝っていただいたり、当日朝早くから協力していただいたり感謝の気持ちでいっぱいです。
このイベントを通して感じた失敗や反省、改善点などを今後後輩にもしっかりと伝えていきたいと思います。