産学連携ファースト 中間報告

その他

10月2日に、産学連携でファースト様との活動を行っている2年の3チーム、計9名が中間報告を行いました。

【チーム スターズ】
〈 内容 〉
「災害に強い街におけるサインディスプレイ」をテーマに、二つの提案を行いました。1つ目は「宇宙からの電力を受信するディスプレイ」です。現在宇宙での太陽光発電が成功していることからx年後の未来ではその電力を地球が受信していると仮定し、電力を家庭で受信するためのタッチパネル式ルーターを提案しました。
2つ目は「移動可能な窓型ディスプレイ」です。3Dプリンターによって家が建築できる未来を想像し、折りたたみ可能なディスプレイから着想を得た提案です。

〈 コメント 〉
私たちは、ファースト様から提示して頂いた3つのコンセプト「技術革新で実現するサイン」「人口減少社会に求められるサイン」「環境にやさしいサイン」の中から「技術革新で実現するサイン」「環境にやさしいサイン」を元に「災害に強いまちにおけるサインディスプレイ」の提案を行いました。
アイデアを出す段階から苦労しましたが未来を想像しながらチームで案を練り、なんとか形にすることができました。
これからの課題は、災害からの復旧を早めることではなく、そもそも災害に遭わないための提案やサインディスプレイのあり方を考えるということです。次回の発表までに、ファースト様にもっとワクワクして頂けるようなものにしていけたらと思います。

【チーム ぺち】
〈内容〉
現在日本の外国人観光客や外国人労働者が増加していることから、彼らにとっての利便性を高めることが必要だと考えました。そこで、集計したアンケートを元に「デジタル切符」「対話型発券機」「4Dのメニュー」という3つの提案を行いました。光る切符は、日本語のアナウンスが分からない外国人でも切符が光ることによって自分の降車駅がわかるというもの、対話型発券機は、発券機が限られた言語ではなく客の話す全ての言語に対応するというものです。地下鉄などでの利用が想定される以上の2つに対し、4Dのメニューはレストランなどを想定した提案です。これはメニューから料理の香りが出てくるという画期的なアイデアで、メニューが読めない外国人でも飲食店を利用しやすくなります。

〈コメント〉
私たちの班は4Dメニューと対話型券売機、デジタル切符を提案しました。
前提として、来年2020年には日本でオリンピックがあり、外国人の方が多く訪れます。そこで現在日本に訪れている外国人の方が不便を感じているのではないのかと考えアンケートを取りました。その結果、言葉の壁があるように感じるとの声が多くあり、この提案をしました。
4Dメニューは、レストランに行ったときにメニューが読めないという声から、4Dのメニューがあることによって、メニューが匂い付きで出てきます。そうすると、メニューが分からない外国人で理解でき、自分が食べたいものを注文することができます。
対話型券売機は、自分の母国語で話しかけることによって、券売機が母国語で対応してくれます。
デジタル切符は、名前の通り切符がデジタルになっており、自分が今いる駅から降りたい駅まで、表示されています。そこで日本語が分からない外国人の方が降りる駅を間違えてしまわないように、降車駅で光って知らせてくれます。また裏面には、行きたい観光地や場所の案内を紹介してくれるようにしたいと考えています。
今後の課題は、外国人の方々が何に困っているかを深掘りしていきたいと思います。

【チーム つくし】
〈内容〉
ファースト様からお伝え頂いていた3つのコンセプトの中から「技術革新で実現するサイン」を取り上げて発案しました。IT技術が進歩する中で人と人とのコミュニケーションが薄まってゆくデメリットに着目し、離れた場所にいる人とも香りや音などを共有し「一緒にいる」感覚にすることができるサインディスプレイを提案しました。

〈コメント〉
今回は、「X年後のまち」というテーマで、とてもワクワクするものでした。
未来について、視野を広くして考えてということだったので、楽しく進めさせて頂きました。
難しいな、と思ったのは、ITやグローバル化が進む中で、比較的アナログであるサインディスプレイを織り交ぜることです。
ファースト様にはもっとワクワクしたいと仰っていただけたので、今後、頂いたご意見を元にさらに良い提案をしていきたいと思います。

【総括】

今回までにどのチームも、「突拍子もないアイディア」を目標に提案を考えてきました。3チームがそれぞれ異なる方向性の内容となり、どれも興味深い発表でした。次回はより良い提案ができるよう、ファースト様のアドバイスを元にさらに深く掘り下げていきたいと考えています。

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