大塚ゼミ研究発表会(2019年)

10月13日に研究発表会が行われました。
プログラムは、2年生による地域連携・産学連携活動報告、3年生によるインカレ研究発中間報告、2年生と3年生による対外の模擬試合の順で執り行われました。



対外模擬試合の試合結果は以下の通りです。

【第一試合】日本企業は国内で競合他社名を明示する比較広告を取り入れるべきか否か
肯定2年(伊藤・兼山・木下・寺村)VS 否定3年(浅井ゆ・川島・コッホ・民田)

否定側3年の勝利

肯定2年(寺村)


〈内容〉
比較広告が有効に働く際の条件を付けたうえで、企業にも消費者にも有効であるとした。
主張1では消費者の購買意思決定プロセスの中で購買心理に最も影響を及ぼすとされる態度に比較広告が有効に働くため、既存の広告方法よりも比較広告の方が商品の購買促進に繋げることがきると主張した。さらに主張2では不協和低減の商品において情報過負荷に陥りやすい消費者に比較広告が訴求することで自社の所品のアピールポイントをわかりやすく伝えることができると主張した。
〈感想〉
ディベ王で培った力を集約させて挑む初めての試合でした。これまでは振り返れば先輩方がいてくださったのでどんなに緊張していようとも安心して試合に臨むことができたのですが、今回からは2年生だけでの活動ということで今までにない緊張感と責任感のもとディベートを行いました。前日ギリギリまで悩み考えたストーリーは穴が多くそれをいかに見せないように戦うかということが私たちの課題でした。試合が終わってみると、心残りがとても多く、更にはストーリーにおいても難しく考えすぎてしまっていたとご指摘いただきました。今回出た反省点を持ち帰りチームで共有し、着々と近づく対外本番に備えていきたいです。この度私たちのために時間を割いてくださった先輩方、本当にありがとうございました。

否定3年(民田先輩)


〈内容〉
私たちは2つの点から比較広告は取り入れるべきでないと主張しました。
1つ目は消費者の購買行動の変化に対応してないということです。
インターネットの普及により、消費者はとてつもないスピードで変化しています。その変化に比較広告は対応していけないという主張でした。
2つ目は比較広告はリスクが高いということです。比較広告は他社と比較するものなので、少しでも間違えた情報を発信してしまうと、比較した企業に訴えられたりすることがあります。その点を考えてリスクが高い比較広告をするより、ほかの広告でアプローチした方がいいという主張でした。
この2点から私たちは、比較広告は取り入れるべきでないと主張しました。
〈感想〉
今回は数ヵ月後に行う対外試合のシミュレーション試合でした。その慣れない中でなんとかいい主張・プレゼンをしようと頑張っていたと思います。しかし、まだ積極性が足りないのかなと感じました。ディベートは尋問がとても重要なのに対してその尋問がなかなかできなかったりと、その点は対外試合までの改善点なのかなと感じました。
初めてのことで色々不安や緊張があると思いますが、いい結果が残せるように願ってます。頑張って下さい。

【第2試合】すき家、松屋、吉野家の大手3社牛丼チェーン店は今後、従来通りの低価格路線を維持すべきか、高価格商品の展開を推進していくべきか
肯定3年(石黒・大野・横畑) VS 否定2年(神谷・日野・寺畑・竹ノ内・浅井な)

肯定側3年の勝利

肯定3年(ひとみ先輩)


〈内容〉
今回の試合は会社を限定せず、牛丼チェーン全体として、高価格路線へ商品展開をすることの是否を問いました。是側は、現状として、牛丼チェーンの収益構造が低価格路線では人件費や原材料の高騰に耐えられず破綻してしまうため高価格路線にすべきであり、消費者も高価格帯への抵抗も少ないと論じました。対して、否定側は、消費者が牛丼チェーンに対する支払い意思が低く高価格帯は受け入れられないこと、高価格帯への商品展開は既存の店舗運営や仕入れシステムへの転用が難しいと論じました。
〈感想〉
後輩と直接対決ということでいつも以上に気が抜けない試合でした。
今回の試合ではお互いに主張の方向性が同じという事もあり下手すれば自分たちの主張が無効となってしまうという難しい試合でした。
本当に2年生がどんどん成長していることを感じられ春ディベから指導をしてきた側として、とても嬉しくなりました。これからもどんどん成長していく後輩に負けないよう、私たちも成長していきたいと思います。
お疲れ様でした。

否定2年(神谷)


〈内容〉
是側は、高価格商品の展開で消費者ニーズが多様化に対応できる、通常の牛丼と住み分けができるため客単価向上で売り上げを伸ばせる。企業側は、グループシナジーで範囲の経済が働く、低価格商品と人件費が変わらないため追加コストはかかりにくいため是であると主張した。対して否側は、企業側としては仕入れ調達時の範囲の経済、在庫ロスの最適化、店舗オペレーションの簡略化と牛丼店のビジネスモデルで高価格商品展開には制約があるため商品の幅が狭くなる。その中で目新しさ・新規性を求めている消費者を囲い込むことは難しいため否であると主張した。
〈感想〉
私は今回立論を担当しました。相手さんと同じ論点で異なったことを言っている試合は初経験でした。試合を通して感じたことは、攻めの一貫性が重要であることです。是側さんは薄利多売のビジネスモデル、牛丼市場のコモディティ化で低価格路線では営業利益が低いとい前提の世界観の作り方が丁寧で、私たちは劣っており尋問でつかれたため、試合の流れが是側さんペースでした。学ぶ点の多い試合でした。多忙な中、私たちのために時間を割いてくださった先輩方、本当にありがとうございました。

【第3試合】アパレルEC化率は5年後までに20%を超えることができるか否か
肯定2年(加藤日・新井・穴水・竹本・加藤か) VS 否定3年(笹谷・白石・樋尾)

否定側3年の勝利

肯定2年(新井)


〈内容〉
主張1:そもそもアパレルはECには向いていないが、今服の標準化という特殊な状況で伸びてきている。服の標準化は、ファストファッションの人気の高まりによる消費者の標準化と在庫ロスを抑えるため需要予測のしやすい標準服に向いていく企業側の標準化。この2社がどんどん同じ方向を向くため、服の標準化が加速する。評価化した服は関与の低いものであり、価格もそこまで高くなく、デザイン製もそこまでなく、サイズも統一であることも多いため試着できないアパレルECとも相性がいいのである。よって、アパレルECに合う服が増えているのである。
主張2:関与の高いアパレルECに当てはまるようになり、EC化率は伸びていく。ECは関与の高い(知覚リスクの高い)消費者にとって、より正確な情報を得る手段となるのである。ECと掛け合わせることでシュールーミング・ウェブルーミングや、投機型から延期型の生産gあ可能になり、関与の高い人ほど当てはまるようになる。そのためEC化率は今後も伸びていく。
〈感想〉
初めて2年生だけでディベートをするという事や、準備期間が短いという事もあり今までで一番ストーリーの形になるまでに苦戦しました。
私たちのチームは守りに入りがちで、情報の取捨選択・深掘りする場所の選択やストーリーの見せ方等に詰まってしまいました。また、発表面においても尋問の仕方や尋問対策の重要さ等様々な課題が見つかり、対外試合に向けて、今回のディベートから学んだことを全て活かして行きます。
まだまだ未熟な私達と共に試合をしてくださった先輩方・お忙しい中ずっと付き添ってくださった先にこの場をお借りして感謝申し上げます。

否定3年(あゆり先輩)


〈内容〉
EC化率の向上に影響する他の事業へのアプローチを行い、海外事業が伸び、リアル店舗の需要が顕在し続けること、ECの運営基盤が壊れつつある現状を指摘しました。そして今までのような伸びは期待できないという主張を行いました。
〈感想〉
お疲れさまでした。春から一緒に学んできた子たちの成長を感じられる試合でした。自信を持って話せるようになっていて、これからも頑張ってほしいと思います。
追いかけられる側になって、プレッシャーが辛かったのが本音です。忙しい中一緒に頑張ってくれたチームメイトに感謝したいと思います。

今回は2年生にとって初めて普段行っている活動を見ていただく場でした。ご足労いただいた保護者の方や4年生先輩方、貴重な時間を割いて模擬試合をしてくださった3年生の先輩方、そしてこの場を作ってくださった先生、本当にありがとうございました。
今回の悔しい結果を必ず次に繋げられるように、また明日から精進していきます。