10月2日(月)4限、星が丘キャンパスにて、ナカモ株式会社様との産学連携中間報告会を開催。各チームが、「若者に味噌を普及させるためのプラン」について、現時点での検討内容を発表、その後チームごとにナカモ株式会社様とのフィードバックミーティングを実施した。
2年生3チーム、各チームの発表内容は、以下の通り。
1)食フェスに出店、味噌を普及させるムーブメントを実行!
食フェスに実際訪れて見たところ、若者の参加が多く見られることが確認できた。具体的なムーブメントの内容はまだ詰めれていないが、味噌の普及につなげるリーフレットを作成、などの方法を検討中である。
参加者の割合も若者が多く、実際平日夜に行われている食フェス。ここに出店を行い、味噌の普及活動を行う提案内容。
2)テイクアウトで気軽に食べれる「和みクレープ」販売プラン
前回の発表でも味噌を使った「クレープ」を提案。しかし、前回は試作段階で失敗、みそパウダーを生地に練り込むなどの方法を検討したもののうまくいかなかった。そこで今回は材料の分量をきちんとはかる、みそパウダーではなく、液状のつけてみそかけてみそを使うなど改善を加え、以下のクレープを実際に作成した。
①「なごみオレオ」
オレオの甘さと味噌のさっぱりした味のバランスがちょうどいい一品。
②「なごみポテト」
芋の甘みを感じた後に味噌の塩味を少しかんじるバランス。芋けんぴを使用したため食感もあじわえる。
③「なごみばなな」
バナナの甘みと、みその塩味。「あまじょっぱい」かんじがバランスが良い。
今回の試作結果を踏まえ、組み合わせ素材の選択をミスすると、味噌の存在感が失われてしまう、といった問題にも気付けたため、最終報告に向けてブラッシュアップを進めていきたい。
3)食の洋食化に対応した「味噌クリームソース」の開発。
味噌クリームソースを実際にレシピから開発。商品のパッケージも(ラベルなどはまだだが)大枠を考案。店頭の棚割も実地で見た上で、どのような販売方法をとればよいかまで提案した。
味噌クリームソースに着目したのは、学生の一人暮らしが全体で4割まで増え、その中でも自炊にかける時間を減らしたい人が8割。また味噌クリームのレシピはレシピサイトで100件以上出てくるため、需要はある。しかしその一方で、商品化はされていない。その現状を踏まえ、「かけてあえるだけ」で調理ができる商品を提供する。
自分たちなりのレシピを作り、実際にソースを作成、パスタやムニエル、ロールキャベツなどに試してみた。パスタだと1人前130gの味噌クリームソースを使用。
次の2種類の販売プランを現在では検討している。
味噌クリームソースとし、牛乳のまろやかさと合わせ味噌をまぜる。値段は競合商品に揃える。
万能ソースとし、レシピサイトを作成し、QRコードでとべるようにする。値段はつけてみそかけてみその価格に揃える。
若者が実際にパスタソースにどの程度のお金を払うのか(アンケートで解決できる可能性あり)、この商品を通じて若者に本当に味噌は普及するのか、などのご意見があったため、今後検討していきたい。
ナカモ株式会社様とのフィードバックも和やかな雰囲気のもと行われました。
来年1月に予定されている最終発表に向けてがんばります!
「味噌クリームソース」開発チームは試作品も持参。実際にパスタに混ぜて試食タイム。